毎日のお仕事に家事、そして育児、本当にお疲れ様です。企業の総務部門で約20年勤務し、法改正の荒波を実務で乗り越えてきたプロのsawa(サワ)です。プライベートでは妻と3人の子(長女12歳、次女6歳、長男4歳)の5人家族で、1円単位で家計簿をつけています。
お子さんが少し大きくなり、自分でお小遣いを握りしめてスーパーやコンビニにおやつを買いに行く機会も増えたのではないでしょうか。「〇〇円以内でお菓子を買っておいで」と送り出したのに、レジでお金が足りなくなって困ってしまった…そんな経験はありませんか?
その原因は、多くの子供たちが陥る「見えないお金」のトラップにあります。今回は、お買い物の「レシート」を使って、会社では絶対に欠かせない「消費税」の仕組みを子どもに分かりやすく教える、総務流の金融教育をお伝えします。
値札の罠!「本体価格」と「消費税」
子どもは値札の大きく書かれた数字だけを見て、「100円だから、100円玉1枚で買える!」と思ってしまいます。しかし、会社において「税抜」と「税込」を間違えることは、資金繰りに直結する大きなミスになります。
お子さんが買ってきたおやつのレシートを一緒に見てみましょう。「外税」や「消費税」といった項目があるはずです。「この100円はお店の人に払うお金。そしてこの10円は、国のみんなのために払う『消費税』というお金なんだよ」と教えてあげてください。 「値札の金額+消費税」が本当の値段(支払う金額)であるという事実を教えることは、算数の勉強になるだけでなく、世の中のルールを知る第一歩になります。
レシートは答え合わせの最強ツール(経費精算)
会社で経費を使った後、レシートを出さないと絶対に怒られますよね。お子さんのお買い物も、レジでお金を払って終わりではありません。家に帰ってからレシートを広げ、「いくら使ったか」「消費税はいくらだったか」を一緒に確認する「答え合わせ(経費精算)」の時間を持ちましょう。 この「買ったものを振り返る」クセをつけることで、次から「消費税の分も考えて、少し安めのお菓子にしておこう」と、自分で予算をコントロールする力(PDCAサイクル)が自然と身につきます。
【sawaの実体験・所感】
我が家の長女(12歳)が小さい頃、初めてのおつかいで100円玉を1枚握りしめ、100円ショップにお菓子を買いに行った時のことです。レジで「110円です」と言われ、泣きそうになって帰ってきました。そこで私は、レシートを一緒に見ながら「100円はお店の人の分、10円は国に払う分なんだよ。これを消費税って言うんだ」と教えました。今ではすっかり「税抜価格×1.1」の計算を頭の中で瞬時に行い、予算内に収める「小さな経理部長」に成長しています。
「見えないコスト」を見積もる力が生活防衛に
消費税のような「見えないコスト」を事前に見積もる力は、大人になってからも非常に重要です。将来お給料をもらった時に天引きされる税金や社会保険料の仕組みを理解する土台にもなります。
お子さんがレシートに興味を持ったら、それは立派な「経理担当」への第一歩。ぜひ次回のお買い物から、親子でレシートを見ながら「税金探し」を楽しんでみてください。
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