皆さん、毎日のお食事作りに休日の家事、そしてお仕事、本当にお疲れ様です。企業の総務部門で約20年勤務し、法改正の荒波を実務で乗り越えてきたプロのsawa(サワ)です。プライベートでは妻と3人の子(長女12歳、次女6歳、長男4歳)の5人家族で、1円単位で家計簿をつけています。
さて、季節の変わり目や年末の大掃除で、サイズアウトした子供服や遊ばなくなったおもちゃがたくさん出てきて頭を悩ませていませんか?「捨てるのはもったいないけれど、置いておく場所もないし…」とため息をついてしまうこと、ありますよね。
実はその「不用品」、捨ててしまえばただのゴミですが、視点を変えれば海を越えて世界の子どもたちを救う「立派な資産」に生まれ変わるのです。今回は、総務の「資産管理」の視点から、お金をかけずに親子でできるエコな国際協力についてお話しします。
「減価償却」が終わったモノを、新たな「価値」に変換する
会社において、パソコンや車などの備品は使えば使うほど価値が減っていく「減価償却」という考え方で管理します。そして、会社で役割を終えた備品であっても、ただ廃棄するのではなく、リサイクル業者に買い取ってもらったり、必要としている別の団体へ寄付したりして、最後まで無駄なく「価値」を引き出すのが総務の鉄則です。
家庭でも同じことが言えます。お子さんが大きくなって着られなくなった服や、使い終わったランドセルは、家庭内での「減価償却」が終わった状態です。しかし、世界に目を向ければ、それを喉から手が出るほど必要としている子どもたちがたくさんいます。
「〇〇ちゃんが大事に使ってくれたこのお洋服、捨てるんじゃなくて、遠い国で困っているお友達への『プレゼント』にしてみない?」と提案してみてください。自分には不要になったものが、誰かにとっての「宝物」になる。この経験は、モノの本当の価値を理解し、無駄遣いを防ぐという、生活防衛に直結する素晴らしい金融教育になります。
家の中は「応援のタネ」の宝庫!小学生と探す隠れ資産
では、具体的にどんなものが国際協力につながるのでしょうか。実はお金を出さなくても、家の中には世界を応援できる「隠れ資産」がたくさん眠っています。
例えば、年賀状の書き損じや未使用のハガキ、切手。これらは専用のNPO法人などに送ることで換金され、発展途上国での学校建設や給食支援の資金になります。また、ペットボトルの「エコキャップ」を集める活動も有名ですね。キャップをリサイクル業者に買い取ってもらった利益が、子どもたちのワクチン代として寄付される仕組みです。
お子さんには、「家の中に眠っている『応援のタネ』を探す宝探しゲームをしよう!」と声をかけてみてください。ただの不用品が、換金されてワクチンや給食に変わるという「仕組み」を知ることで、子どもたちは社会とお金の流れを実践的に学ぶことができます。
【sawaの実体験・所感】
我が家では先日、長女(12歳)が小学校を卒業した時に使っているランドセルを寄付しようかと検討しています。長女と一緒に、アフガニスタンなどにランドセルを贈る団体のホームページを見ながら「私のランドセルが、あの子たちの学校カバンになるんだね」と嬉しそうに話していました。また、長男(4歳)の小さくなった服も、古着回収を通じた難民支援の団体に贈り国際貢献ができることを知りました。このような仕組みがあるんだよ、という声かけをしたら洗濯は子供たちに委ねますが、捨てる以外の方法があることを子供の内から知っておいてもらいたいと思います。
親のミッション:お金をかけずに「与える心」を育む
国際協力や寄付と聞くと、どうしても「家計の余裕がないとできない」と思われがちです。私自身、教育資金(現時点の受け取り額は児童手当350万円を原資とし、将来満額受け取ったら600万円になります)や老後資金を1円単位でシミュレーションし、NISAで高配当株投資を行うなど、日々の家計管理には非常にシビアです。
だからこそ、新たなお金を持ち出すのではなく、家庭内の「不用品」を活用するこの方法は、家計を守りながら世界に貢献できる最強の「生活防衛的・国際協力」だと言えます。モノを大切にする心(エコ)と、世界を思いやる心(国際協力)を同時に育むことができるのです。
今度の週末は、ぜひお子さんと一緒に家の中の「隠れ資産」を探して、世界への応援のタネに変えてみてくださいね。