毎月、ご自宅のポストに投函される市区町村の「広報紙」。皆さんはしっかり読んでいますか?「文字ばかりで難しいし、古紙回収の日にそのまま出している」という方も多いかもしれません。
しかし、総務の視点から言わせていただくと、あれは無料で毎月届く「最高の金融教育テキスト」なのです。今回は、いつもの広報紙を使って、お子さんに「自分たちの街のお金の使い道」を教える、超実践的な教育メソッドをお伝えします。
■ 広報紙は、街の「決算報告書」!
会社では1年に1回、株主に対して「皆さんの投資してくれたお金を、こんな風に使って利益を出しましたよ」と報告する『決算』という重要な業務があります。
実は広報紙(特に秋頃に配られる予算・決算特集号)は、街の住民(=納税者であり、街の株主)に対する「決算報告書」と全く同じ役割を持っています。
お子さんと一緒に、広報紙に載っている円グラフを開いてみてください。「みんなから集めたお金(税金)が〇〇億円あって、そのうち一番多く使われているのは何かな?」とクイズを出してみましょう。「教育費」や「土木費(公園や道路の整備)」といった項目を見つけたら、しめたものです。
■ 「自分ごと」になると、モノを大切にし始める
「この前遊んだ〇〇公園の新しい遊具も、小学校のタブレットも、パパやママが払った税金が形を変えたものなんだよ。だから、街のものはみんなで大切に使わないと、次のおもちゃ(設備投資)が買えなくなっちゃうんだ」 こう伝えると、子どもは街の公共施設が「誰か知らない人がタダで作ってくれたもの」ではなく、「自分たちのお金で買った自分たちの財産」だということに気づきます。
会社でも、自分の部署の予算で買った備品は無駄遣いせず大切に扱いますよね。税金と街のつながりを理解することは、究極の「モノを大切にする教育」に直結するのです。
■ 親のミッション!教育資金の「1円単位」シミュレーション
街が予算を組んで市民の生活を守っているように、私たち親自身も、家庭という組織を運営するシビアな「経営者」として家計を守り抜かなければなりません。
我が家では、教育資金(現時点の受け取り額は児童手当350万円を原資とし、将来満額受け取ったら600万円になります)や老後資金を、楽観的な利回りではなく「1円単位のシビアなシミュレーション」で管理しています。ただ銀行に眠らせておくのではなく、NISAで高配当株投資や、従業員持株会、確定拠出年金DCなどを活用し、石橋を叩いて渡るような堅実な資産形成を行っています。
街のお金の流れを学びながら、自分たちの家計もしっかり防衛する。今度の休日は、ぜひお子さんと一緒に広報紙をめくってみてくださいね。
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